お肌の診療
尋常性乾癬
乾癬はいまだ原因のはっきりしていない疾患の一つです。
皮膚の表面がガサガサした角質で覆われて痒みを伴うことが多い皮膚疾患です。
国内では数十万人が罹患していると考えられています。
治療の基本はステロイド外用剤とビタミンD3外用剤になります。
紫外線が治療効果を発揮することがわかっていますので冬に悪化し夏場は軽快する方が多いです。
病変が広範囲にわたる患者さんや重症例には「オテズラ」や「免疫抑制剤」の内服をおすすめしています。
局所的に強い症状がある方にはナローバンドUVBやエキシマレーザー等の紫外線照射(VTRAC、XTRAC、セラビーム等)を行っています。
「オテズラ」でもコントロールが効かない重症の乾癬にはシクロスポリン内服や生物学的製剤による治療をすすめています。(生物学的製剤注射は関連病院に紹介)