院長ブログ
休診日は講演の資料作成。シミの治療は簡単なものではありません。

休診日は講演の資料作成。シミの治療は簡単なものではありません。

水曜日は休診日です。   が、ヒマしてゴロゴロしているわけでなく、どちらかというと普段できないお仕事をしています。   昨日は週末に行うWEB講演会の資料作成でした。   当院にはサイノシュア社が作ったピコレーザー・ピコシュア®︎というレーザーがありますが今回はこのレーザーについての講演です。   事前録音ですのでスライドを解説するべく音声収録を行ったのですが、これがまあ難しいこと。ライブの方がよっぽど気楽ですね。   先生の講演は私も聴けるのですか?とよく患者さんに尋ねられるのですが、講演はドクター向けですので一般方は見れません。(本当は見てもらいたいくらいですが!)     さて、ピコレーザー・ピコシュア®︎はシミや刺青の除去に使います。他にはリジュビネーション(若返り)治療が可能です。 少し前のブログにも載せたのですが、ピコシュアのフラクショナル照射は色々な治療に抵抗する薄いシミまじりの肝斑にも有効です。   ピコシュアのフラクショナル照射はかさぶたにならない照射方法です。術中にパチパチとした刺激があるだけで、術後は少し赤くなる程度でしょうか。   かさぶたにしないような照射でどうしてここまでシミが改善するのかはまだよくわかっていませんが、その答えはどうやら真皮にあるようです。   ピコシュア治療では表皮と真皮の境目にエネルギーを送り込むことで真皮上層のリモデリング(作り替え)が起こり若返り効果が出るものと考えられています。   シミは皮膚の老化で起きてくるものです。   すなわちピコシュアを照射することで皮膚の若返りを促しますと、皮膚全体が若返る=シミが良くなる、というわけです。   ピコシュアによるフラクショナル照射は大変有効な治療方法ですが、しっかり溜まってしまったシミの色素はやはり強く照射するしかありません。しっかりレーザーを照射しますとかさぶたになり、かさぶたが取れた後には色素沈着がでます。そして少し時間はかかりますが色素沈着は薄くなりシミは無くなります。   世の中にはたくさんの治療マシンがありますが、シミ治療の決定版という機械はまだありません。私たちはこれからも多くの治療機器を導入し、日々工夫を行ってより良いシミ治療を目指したいと考えています。                                          

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