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院長ブログ

2023.08.28

シルファーム

肝斑に最も効く治療は?ニードルRF「シルファーム」をご紹介します。

肝斑の治療の基本はビタミンc内服、トラネキサム酸(トランサミン)内服に加え、トラネキサム酸外用やハイドロキノン外用です。

 

さらには生活習慣の改善も必要でして、強くこすって洗わない、つっぱるほど洗わない、メイクのパフを皮膚にこすりつけない、マッサージ、叩く、など皮膚に刺激を与えない、など徹底した生活習慣の改善が求められます。

 

デバイス治療(マシン治療)としては、レーザートーニングが有名です。トーニングは主に1064nmのレーザーを弱く何度も照射することで徐々に肝斑を薄くする治療です。回数としては最低5回以上、8回程度照射すると改善効果が高いです。

 

しかし、レーザートーニングでは白斑形成という重大な副作用があります。レーザーを繰り返し照射することでメラニン色素を作る細胞を破壊してしまって色が出てこなくなる現象です。肝斑ではもともとメラノサイトが異常をおこしており、トーニングをする前から白斑が見える場合がしばしばあります。もともと危ういところにレーザーで後押ししてしまうと色が抜けてしまって戻らなくなる、というわけです。トーニングはある意味有用ですが、白斑の副作用を起こしてしまうと色がもう戻らないのでやっかいです。

 

さて、ここ数年で肝斑治療に新しいデバイスが登場してきました。それが今日お話する「シルファーム」。

シルファームはニードルRFというカテゴリーのデバイスです。

ニードルですから文字通り皮膚に針をさして、組織を加熱して(RF)皮膚内に熱を加えるというもの。

シルファームは熱作用で肝斑の原因箇所と考えられている表皮基底膜の乱れを整えて肝斑を改善させるというデバイスです。

 

ニードルですが肝斑治療では血がでるほど針を皮膚に差しません。一応麻酔をして行いますが無麻酔でも十分できるレベルです。

さっそくその結果をどうぞ。

 

全員に必ず補償する効果ではありませんが、何年も改善しなかった肝斑がこのようにたった数回の治療で改善することが多くあります。

お写真の例ではいずれも2回の照射。もちろん難治例もありますよ!

※肝斑治療ではいずれの治療でも薄くすることができますが、完治には年齢が必要です。事実60代後半にはほぼみなくなりますね。

 

このシルファームではトーニングで白斑を形成してしまった方でも白斑が改善することが知られています。

 

最新肝斑治療のシルファーム、ご相談は外来まで

 

副作用 痛み、出血、術後はれ、術後赤み

一般的なダウンタイムは当日のみがほとんど

 

 

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