院長ブログ
2023.01.17
シルファーム
肝斑に効くシルファーム。レーザートーニングはもう過去のもの。
肝斑対策として2022年の後半に導入したシルファームですが、ほんの1−2回で治療効果がよく出るケースが多いです。
これにはたくさんのシミ治療経験がある僕らもびっくりしています。
従来の、マシンによる肝斑治療といえば1064nmYAGレーザーを使ったレーザートーニングでした。レーザートーニングではおよそ5回目以降から効果が出始め、8回から10回の照射で効果がマックスになると思います。
レーザートーニング処置は2008年ごろより国内で始まりまして、2010年当時は肝斑が治る機械だ、といってそれはそれはもう大変な騒ぎだったように思います。今まで難治だった肝斑がレーザー照射によりどんどん薄くなるのですから当時としては画期的でした。
しかしながらトーニングは肝斑が薄くなるものの(治りはしない)重大な副作用をもたらすことがあります。それはメラニン色素を作り出す細胞、メラノサイトがレーザー照射により消えてしまい皮膚の白抜け「白斑」が生じるという副作用です。しかも白斑を形成しますと時にリカバリーが難しいことがあるため非常に強い口調でレーザートーニングを批判をしている医師もいます。(レーザートーニングの真実)
当院では肝斑に対してレーザートーニングはある程度有効だと考えていますが、白斑の副作用回避のために毎回写真を確認するなど慎重にすすめていく必要があると考えています。(観察もせず5回コースでやっといてなどは絶対にダメ)
一方でこのシルファームは白斑のような副作用を生じずほんの数回の処置で肝斑が改善してきます。もちろん個人差はあるとは思いますが、いまのところほぼ全員効果ありと判断しています。
この結果を受けて当院ではレーザートーニングは濃いシミが合併するようなごく一部の症例を除きほぼ使用しなくなりました。
シルファームがこれからの肝斑治療の主流になることはまず間違いなさそうです。今後の発展に期待です。
※同じニードルRFのポテンツァもありますがシルファームと同等までの効果は残念ながら期待できません(やや強すぎて刺激になってしまう)
わたしたちはシルファームを用い、安全で確実に肝斑が改善するプロトコールを開発すべく日々研究したいと思います。
今日もがんばります。
【シルファーム料金】
両頬 23,100円(税込)
全顔 33,000円(税込)
毎月1回がおすすめです。
こちらもどうぞ。
咲くらクリニックインスタ→https://www.instagram.com/anjosakuraclinic/?hl=ja
オンラインショップはこちらから→ https://sakuraclinic.store/
カテゴリー
- キュアジェット
- ジュベルック
- ビーワン
- ほくろ除去
- エクソソーム
- シルファーム
- テスリフト
- ニキビ跡治療
- 帯状疱疹
- JAK阻害薬
- 脇汗の治療
- わきが
- スネコス注射
- ソフウェーブ
- 痩身外来
- メソナJ
- 医療アートメイク
- オルミエント
- シスペラ
- ハイドラフェイシャル
- ゼオスキン
- 臭い対策
- 多汗症
- ハイフ
- レーザーフェイシャル
- びまん性脱毛
- AGA
- IPL
- MD-CODE
- Pitted Keratolysis
- アトピー性皮膚炎
- アナフィラキシー
- アレルギー
- エキシマライト
- エキシマレーザー
- がんのこと
- キズ、やけど治療
- クールスカルプティング
- コレクチム軟膏
- しいたけ皮膚炎
- シミ治療
- しもやけ
- しわ改善
- じんましん
- ステロイド
- デュピクセント
- とびひ(伝染性膿痂疹)
- ナローバンドUVB
- にきび治療
- ヒアルロン酸
- ピコレーザー
- ほくろ除去クリームによる健康被害
- ボトックス注射
- マダニ咬傷
- やけど/熱傷
- レーザー
- 乾癬の治療
- 円形脱毛症
- 刺青・タトゥ治療
- 医療脱毛
- 口囲皮膚炎
- 口腔内アレルギー症候群
- 多合趾症
- 学会/講演会
- 尋常性疣贅・いぼ
- 尋常性白斑
- 形成外科
- 徒然日記
- 手足口病
- 日焼け止め
- 毛穴の開き
- 水いぼ/伝染性軟属腫
- 水虫/白癬
- 湿疹
- 炭酸ガスレーザー
- 粉瘤の切除
- 紫外線療法
- 線状皮膚炎
- 美容・コスメ
- 美容医療
- 老化のこと
- 脂腺増殖症
- 舌下免疫療法
- 花粉症
- 血管腫/赤あざの治療
- 診療室から
- 遠隔診療
- 院内風景
- 陥入爪・巻き爪
- 陰部のトラブル
- 食物アレルギー