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院長ブログ

2022.09.06

美容医療

目の下のクマを治す。目の下のたるみ、クマ、小ジワにスネコスはいかが?

ここ二年ほどで急増した目の下の相談。

 

すなわち目の下のたるみ、クマ、小ジワの相談です。マスクしていますと露出するのは目だ、ということで気になる方も多いようです。

 

ちょうど一年ほど前までは目の下のたるみの改善の相談には「手術だよね」とお話ししていたことが多かったように思います。

 

目の下のボコッとした突出は眼球周囲の脂肪(眼窩脂肪)が飛び出たもの。

(北大路欣也さん。ドラマ半沢直樹での頭取役がカッコ良かったですね。ほんとは○川照之さんにしたかったのですが、いま色々なのでその上司役の方に登場してもらいました!)

眼窩脂肪の突出は基本オペがいいと思います。脂肪を抜く脱脂術や脂肪を移動させるハムラ法が有名。

 

一方で目の下のくぼみやクマ(青グマ、黒クマ)が気になる方もたくさん来院されます。クマの正体は決して血行が悪いからではありません。首から上は脳みそに血液を送るために血流が多く、どこを切っても血がビュービュー出ます。

 

クマの血行不全説は見える色からのイメージで作られた風説です。偽情報。

 

ではクマの正体は何か。これは単純に皮膚や皮下組織が薄くなったからです。皮膚や皮下組織が薄くなったので皮膚の下にある筋肉・眼輪筋(赤色をしている)が透けて見えて、それが血管の色と合わさって青かったり、黒かったり見えているだけです。

 

ですからクマの改善には皮膚や皮下組織を膨らませてあげるとよくなると考えられます。昔、そういうテーマで治療をやっていました。例えばヒアルロン酸を目の下の皮膚に薄く打つとかですね。しかしこれがまたうまくいかない。通常のヒアルロン酸は透明の硬いジェルです。これを皮下に打つと膨らむと言えば膨らむのですがジェルが皮下に透明に透けて見えてしまって格好が悪い。悪く言えばナメクジがついているような感じでしょうか。

 

目の下は全然うまくいかないな、と長い間匙を投げていました。

 

ところが、昨年「スネコス」と言う製剤に出会いました。注射剤です。なんでも目の周りのたるみや小ジワ、さらにクマまで良くなると言うふれこみです。成分を見るとそう大したものは入っていません。こんなんで本当に良くなるの?と半信半疑で買ってみました。

 

スタッフで実験。

たった数回注射を打っただけなのに目の下のくぼみが綺麗に治ってる!

 

「スネコス」はイタリア製の製剤。ECM製剤と呼ばれるカテゴリーのお薬です。

 

スネコスの中身は非架橋のヒアルロン酸とアミノ酸が合わさったもの。非架橋のヒアルロン酸には通常私たちがリフトアップに使う架橋ヒアルロン酸のような直接的なリフトアップ効果はありません。スネコスはその組成により、細胞外マトリックスに働きかけコラーゲンやエラスチンを産生する繊維芽細胞の強化を行い間接的に組織の増大をはかります。

 

すなわちスネコスは無理やり組織を増大させるのではなく、自らの組織の若返りを促進し、自然な組織の増大を得るものです。だからわざとらしくない結果が得られます。いわば自分の細胞が老化を巻き戻す感覚でしょうか。

 

特に目の下のような薄い組織を回復させるのにはうってつけです。この結果には正直驚きました。

 

スネコスは評判に評判を呼んで大人気。すでに予約枠が取れにくくなるほどです。美容外科では結構いいお値段で提供されていますが、当院では適正価格でご提供。1回33,000円税込です。通常2週間に一度、3回から4回程度注射を行います。もちは9ヶ月から18ヶ月。6ヶ月くらいでタッチアップで再度1ー2本注射を打つと長持ちします。

 

目の下のたるみ、クマ、小ジワが気になってきたらオペの前にスネコスをどうぞ。

外来にてご相談をお待ちしています。

 

 

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