今日も咲くらで

院長ブログ

2022.08.26

診療室から

どうやって小顔になれるの?

小顔マッサージなるものがあるそうで。

 

世の中いろんなサービスがあるもんです。

 

顔の大きさを決めているのは骨、筋肉、脂肪、皮膚です。

 

骨が土台になるのですが、骨はマッサージをしようが、整体師が力一杯左右から押し込もうが変化しません。いや逆に変化したら怖い。それ骨折やん。

 

押したりマッサージをして変化するとしたら筋肉、脂肪、皮膚組織、皮膚です。水分を含んでいて柔らかくて弾力がありますからね。

 

小顔マッサージで多少のむくみが取れて(組織中の水分が少し減って)一瞬顔が小さく見えることはあると思います。でもあんまりぐりぐりやると皮膚や皮下組織で炎症を起こしてかえって腫れることがあります。

 

エステで顔をぐりぐりマッサージやって「しわがなくなったー」とか言ってるのはただの腫れ。そりゃあぐいぐいやれば組織は腫れてきますからシワも伸びて見えるというものです。

 

一時的な腫れですから、数日経てばまた元のシワです。で、また行く。マッサージを強くやって腫れてしわがなくなる。数日でシワになる。また行く。この繰り返し。

 

ちなみに僕ら美容皮膚をやっている立場からすると、たるみ治療に関して言えば「マッサージは厳禁」。ぐりぐりマッサージすると皮膚が伸びてしまって余計に皮膚がたるむからやってはいけない、というわけです。

 

エステをやってはいけない、とは言いません。触ってもらうのは気持ちいいですから。しわ改善なんて大それたことは考えずに気持ちよくなる場と思えばよいのです。

 

では医学を使って小顔にするにはどうしたら良いのか?

 

骨の場合は削ります。本気でやるなら頬の骨や顎の骨を削るオペがあります。これは本当に小顔になりますよ。基礎から変えるわけですから。大工事ですけれど。

 

筋肉は部分的ですが小さくすることができます。咬筋と言ってかむ筋肉。顎の筋肉ですね。これを縮小させるのです。これにはボトックスという注射を使います。ボトックスを打つと筋肉は弾力を失い、ぺったんこになります。両頬の筋肉がぺったんこになるので小顔に見えるのです。効果は一時的。ボトックスの効果が切れるとまた元の顔に戻ります。大体半年くらい。でも戻れるっていうのは最高。戻したくても戻れないのは恐い。

 

脂肪組織を減らすにはどうしたら良いか?体重がある人ならダイエットが一番。最近ではGLP-1というお薬で体重が減らせますね。ダイエットはちょっと、という方にはハイフという超音波を用いた機械で脂肪組織を破壊し減少させます。ごく小さな脂肪組織には脂肪溶解注射がおすすめです。しかしハイフはやりすぎるとムンクの叫びみたいな顔になるのでやりすぎ注意です。

 

皮膚を引き締めるにはどうしたら良いか?ハイフも良いですが当院で最も強力なのはソフウェーブという機械。こちらも超音波を使った機械です。超音波で皮膚に60度から70度の熱を加え皮膚を引き締めます。痛みはそれなりにありますがめちゃくちゃ強力。僕も半年に一度ほど受けていますがそのおかげで顔がたるみません。ほんとです。

 

と、部位別に小顔になれる方法を紹介しました。骨をいじる以外は当院でも手がけていますよ。外来にてご相談ください。

 

今日も頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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