ヒアルロン酸はきちんと座って注入しましょう。たるみ治療にはヒアルロン酸注入が有効です。

8月23日の当院インスタから改変。

 

どっかの美容外科の動画をみてひっくり返りそうになりました。

 

ヒアルロン酸寝たままでいれてる！

老化によってできるたるみは、皮膚の弾力低下のほか、皮下の軟組織および硬組織の減少、皮膚や皮下組織を支持する靭帯のゆるみ、それに伴う組織の移動などが原因です。組織の減少に伴うたるみにはヒアルロン酸を用いて治療していきます。

 

ヒアルロン酸注入ではそれらを考慮して、加齢で移動してしまった組織をどこをどうしたらを戻せるかを考えながら処置をすすめます。

 

そしてほとんどの人は立位での顔のたるみが気になるわけです。自分の寝た顔のたるみを言う人はあまりいないと思うのですね。

 

すなわちたるみ治療においては立位での組織の移動（下がり）をしっかり見てあげてそれを改善すべくヒアルロン酸注入を行わないといけません。

 

寝たまんまでヒアルロン酸を注入してしまうと、立位になったときに組織が思わぬ位置に移動してしまい、せっかく打ったヒアルロン酸が狙った位置に入りません。

 

そんなのちょっとだけだからいいじゃん、と思ったらいけません。顔のパーツはほんの0.1mmの段差や位置の違いで印象が変わります。お正月のあそび、福笑いをやったことありますか？少し動かすだけで全然違う顔に見えると思います。

 

私たちの目と脳は長い進化のうちにそのわずかな差を認識できるようになっているのです。一見些少にみえることが実は大きな違いを生みます。

 

ですからヒアルロン酸注入は必ず立位で。実際には立ったまま打つのは無理ですので椅子に座っていただき、しかも「垂直に近くまで体を起こして」打つのが正解です。寝たまま注射するのはちょっとセンスないですねえ。

 

ヒアルロン酸注射のご希望は外来にて。当院ではリーズナブルな価格に設定してあります。

ヒアルロン酸注射1本55,000円〜60,500円（税込）

どうぞよろしく。

 

追伸：私、アラガンのヒアルロン酸注入マスターの資格をもっております。確か全国で10人くらいしか発行されなかったやつ。東京まで何度も足を運んで取得しましたもの。当時は最終試験で診療シミュレーションもやらされました。その時にとっさに思いついたセリフ、「ヒアルロン注射でマイナス五歳を目指しましょう」は某先生によって広まり、しばらく流行りました。もう昔の思い出ですね。笑。

 

 

 

こちらもどうぞ。

咲くらクリニックインスタ→https://www.instagram.com/anjosakuraclinic/?hl=ja

オンラインショップはこちらから→ https://sakuraclinic-online.myshopify.com/