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院長ブログ

2022.04.26

脇汗の治療

新しい脇汗治療薬。ラピフォートワイプ。

そろそろ汗の時期がやってきました。

当院では毎日のように汗の相談を受けています。

 

脇の汗、手の汗、頭部の汗、と相談場所はさまざまです。

 

特に脇の汗に対しては1年ちょっと前に保険治療のお薬が登場しました。

エクロックゲル®︎。ここのブログでも何度か登場していますね。効果としてはざっくり7割の方に有効でしょうか。

今までになかったお薬で、保険診療で処方できるのがありがたいです。

形状はボトルタイプ。大きめなので持ち運びは少ししにくいです。でも薬は家で外用しますから持ち運びは要りませんね。

 

そしてこのたび新しい脇汗の治療薬が登場します。(5月末)

ラピフォートワイプ®︎と言います。皮膚疾患用治療薬をたくさん発売されているマルホさんから。

形状はお弁当についているおしぼりみたいな形をしています。

中身は不織布に薬剤が浸してあります。それで両脇をワイプする(拭く)だけという手軽さです。

ただし、手に直接薬剤が触れますので使ったあとで手をよく洗わないと、そのまま目でも触ってしまいますと副作用(散瞳等)が起きますので注意が必要です。

 

とても使いやすそうな形状ですね。しかし新薬ということで最初の1年は2週間分ずつしか処方できないのが欠点でしょうか。

価格はまだ未定ですがおそらくエクロックゲルと同等かと思われます。

ちなみにエクロックゲルは3割負担の方で2週間分1500円弱の負担です。

 

脇汗の季節。今年はどちらの薬剤が人気になりますか注目したいところです。

ラピフォートワイプ、発売は5月末です。もうしばらくお待ちくださいませ。

 

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