院長ブログ
2021.03.12
診療室から
不織布マスクが痒くなるわけ
開業してから17年ちょっと、僕は毎日ずっとマスクをして仕事をしています。
実は開業当時はマスクしていませんでした。今とは違いマスクで顔を隠して診察することは場合によっては失礼と思われていた時代でした。
しかしある冬に2回もインフルエンザにかかってしまったことがあってそれに懲りてから毎日マスクをつけて仕事をしています。
もちろんスタッフにもマスク着用を義務付けました。
そのおかげか、以来インフルエンザなどの病気にかかったことがありません。
そのマスクですが、僕が使っているのは手術用の不織布マスク。後ろで紐でくくって固定するタイプで、一日中付けていても違和感がありません。
ところが、時々うちのナース達が使っているゴム紐付きの普通の不織布マスクをつけるともう大変。顔が痒くなってすぐに外したくなります。
痒くなってしまうのはどうやら不織布の材質に原因があるようです。
不織布はナイロンやアクリル、ポリエステルなどの化学繊維のほか、綿、羊毛、シルクなどの素材でできています。これらの繊維を織ったり編んだりせずに接着したり、絡み合わせて作られます。
複数の繊維が組み合わされているのでその繊維の質によってはチクチクと痒みが出てくるようです。
例えば化繊が苦手な人は多いですよね。不織布でも同じことが起きているものと思われます。
不織布はどれも真っ白で触り心地もほぼ同じです。
見た目で繊維の質を判断することはできませんから痒みを回避するにはマスクをあれこれ試してみるしか方法はなさそうです。
コロナ流行初期とは違い、マスクは潤沢に選べるようになりました。
不織布しかイカン、という心の狭い職場も多くあるようですが、それで痒みが出てしまってついマスクを外しがちになったりマスクをしょっちゅう触ってしまったりしていたら本末転倒です。その際は不織布の下にウレタンや布マスク、といった二重マスクも考慮してはいかがでしょうか?
まだまだマスクなしという生活は考えられませんからマスクに対する正しい知識を持って予防を心がけたいものです。
カテゴリー
- キュアジェット
- ジュベルック
- ビーワン
- ほくろ除去
- エクソソーム
- シルファーム
- テスリフト
- ニキビ跡治療
- 帯状疱疹
- JAK阻害薬
- 脇汗の治療
- わきが
- スネコス注射
- ソフウェーブ
- 痩身外来
- メソナJ
- 医療アートメイク
- オルミエント
- シスペラ
- ハイドラフェイシャル
- ゼオスキン
- 臭い対策
- 多汗症
- ハイフ
- レーザーフェイシャル
- びまん性脱毛
- AGA
- IPL
- MD-CODE
- Pitted Keratolysis
- アトピー性皮膚炎
- アナフィラキシー
- アレルギー
- エキシマライト
- エキシマレーザー
- がんのこと
- キズ、やけど治療
- クールスカルプティング
- コレクチム軟膏
- しいたけ皮膚炎
- シミ治療
- しもやけ
- しわ改善
- じんましん
- ステロイド
- デュピクセント
- とびひ(伝染性膿痂疹)
- ナローバンドUVB
- にきび治療
- ヒアルロン酸
- ピコレーザー
- ほくろ除去クリームによる健康被害
- ボトックス注射
- マダニ咬傷
- やけど/熱傷
- レーザー
- 乾癬の治療
- 円形脱毛症
- 刺青・タトゥ治療
- 医療脱毛
- 口囲皮膚炎
- 口腔内アレルギー症候群
- 多合趾症
- 学会/講演会
- 尋常性疣贅・いぼ
- 尋常性白斑
- 形成外科
- 徒然日記
- 手足口病
- 日焼け止め
- 毛穴の開き
- 水いぼ/伝染性軟属腫
- 水虫/白癬
- 湿疹
- 炭酸ガスレーザー
- 粉瘤の切除
- 紫外線療法
- 線状皮膚炎
- 美容・コスメ
- 美容医療
- 老化のこと
- 脂腺増殖症
- 舌下免疫療法
- 花粉症
- 血管腫/赤あざの治療
- 診療室から
- 遠隔診療
- 院内風景
- 陥入爪・巻き爪
- 陰部のトラブル
- 食物アレルギー