院長ブログ
2019.09.12
徒然日記
医者が毎日いないクリニック?
安城市内の某美容クリニックでのこと。治療トラブルがありそこにかかっていた患者さんがやってきました。
聞くと脱毛処置でのトラブルのようです。
ところでそこは院長は毎日いるの?と聞いたら、週に1度だけ「院長のような人」がいるとのこと。
え?院長が毎日いない??
でもこれチェーン店美容外科あるあるなんです。
経営者の院長は一人しかいませんが5店舗くらい持ってる。またクリニックの開業には1クリニックに必ず院長が一人必要です。法律で決まってます。
じゃあどうやって5店舗も運営するのかというと、クリニックの運営はほとんど看護師・事務スタッフに任せておいて自分は週1くらいであちこち回っている。
あるいはバイト医者に名義だけ借りて名目上の院長に仕立てる。ただし院長に仕立てられた医者も元々自分の職場があるから週1くらいしか顔を出さない。もちろん美容的なことは全然知らない。それで月給50万から100万くらいもらう。
どのみちアウトです。病院の場合、医者は毎日いるのが基本ですから。当たり前ですよね。医者が毎日いない病院なんて行きたいですか?
実はこれ、昔の美容外科チェーンのやり方です。
医師が病院に常駐しなくてもOK。こんなことが許されているのは残念ながら行政上の不備です。
本来なら行政の監査で簡単に見破れるはずですが、悪いヤツはいるわけで保健所の監査の時だけ院長はちゃんと顔出すんですよね。あたかも毎日出勤してますみたいなフリをして。もちろん出勤簿は偽造です。
保健所の監査は事前通告ですからその日に院長が立ち会えば違法状態でも簡単にクリアできます。保健所は薄々わかっていてもそこに院長がいれば何も言えません。
それにしても健康を預かるはずの病院に医師が常駐しない状況は大変よろしくないので近々国会議員にも相談したいと思います。再来週には国会議員とのお食事会もあることですし。
平和な安城にもこんなクリニックが存在することが信じられないわけで。
安城市内で起きた漢方(と称する化学薬品を使った)ほくろ取りクリーム事件がやっと解決したと思ったら(経営者は書類送検されました)またこんなのが出てきました。
正しい世の中になってほしいと願っています。
みなさまチェーン美容外科クリニックにはお気をつけくださいまし。
医師が常駐しているかどうかはスタッフに聞けばすぐにわかります。トラブルがあっても医者が診てくれないでは困りますからね。
今日も良い一日を。
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