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院長ブログ

2019.08.02

とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひ急増中。治らないとびひは本当にとびひ?

気温が急上昇するとともに外来ではとびひが増えています。

 

とびひとは皮膚を搔き壊したりした際に指などにいる細菌が皮膚内に入り込み、細菌が出す毒素で水疱ができる、というものです。

 

 

このように水疱は簡単に破れてびちゃびちゃします。傷をよく見ると周囲には水疱が破れた痕跡があります。

 

単なる搔きこわしとは様子が違います。

 

事実、湿疹を掻いてしまって皮膚が剥がれている状態ととびひを誤診されているケースは少なくありません(皮膚科専門医でもあります)。

 

1ヶ月以上とびひが治らない、と言ってこられるケースではほとんど湿疹ととびひの誤診です。

 

ついでに手足口病ととびひの誤診も多々見かけます。。昨日もありました。。

 

とびひは通常の処置を行うと数日、遅くとも1週間以内には治ります。

 

1週間以内に治らないとびひがあれば診断の見直しが必要です。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

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