院長ブログ
2018.03.11
アレルギー
舌下免疫療法
花粉症
気がつけばスギ花粉症の季節。今年は花粉症が完治した?減感作療法の話。
この時期になると咲くらクリニックにも花粉症の患者さんがたくさん来院されます。
患者さんを迎える側の僕も20年来の花粉症患者です。まだ世の中に「花粉症」という病名が広まっていない頃からの患者です。いわば花粉症のプロ。おかげさまでこれまでありとあらゆる治療を試してきました。
いつもなら患者さんが診察室に入ってくるたびにくしゃみをしているくらい酷いのですが今年は花粉症症状にほとんど悩まされていません。
実はこれには訳があります。僕は1年と4ヶ月前ほど前から「減感作療法」を行っているのです。
減感作療法とはアレルゲン(アレルギーの元)のエキスを薄めたものを毎日服用するというもの。アレルゲンを毎日少しずつ服用することでアレルゲンを体内で敵と見なさないように慣らしてしまおう、という治療法です。
毎年この時期は目は痒いし鼻はいつもグシュグシュでしかもこれがゴールデンウィーク頃まで続くのでとても憂鬱だったのですが本当に楽になりました。
スギ減感作療法の治療効果はざっくり言うと2割完治、2割無効、残りは症状半減といったところでしょうか。僕はほとんど症状が出なくなったので治療効果としては◎です。
現在のスギ花粉の飛散期には治療を開始することはできませんが飛散期が終わった6月ごろから治療を開始することができます。減感作療法は保険治療が可能です。適応は12歳以上。お薬代はだいぶ安い方です。ちなみに減感作療法はスギ以外には「ダニ」が保険適応です。
喉元過ぎれば熱さを忘れるで、症状がない時から治療を開始するのは少々動機付けが必要ですが辛い花粉症で悩んでいる方、ここで頑張って見ませんか?
通院は最初の方の数回は2週間間隔での通院が必要ですが、内服量が安定するとまとめて1ヶ月分〜2ヶ月分処方しています。遠隔診療も可能ですね。
今年スギ花粉で酷い目にあっている方にはオススメの治療です。ぜひお試しを。
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