今日も咲くらで

院長ブログ

2017.07.24

水いぼ/伝染性軟属腫

水いぼが再発少なく取れる方法。

「水いぼ。」

小さいお子さんをお連れの方なら一度は聞いたことがあるかと思います。体のあちこちに小さなイボがたくさんできるアレです。正式名称は伝染性軟属種。 

 

医学的には半年から2年ほどで自然治癒する、とあるのですが、放置した場合、体中に増えたり、痒くなったり、また見た目も悪く、接触でうつるとされていますのでプール時期に制限を受けたりします。

 

水いぼを取るか取らないかは医師の間でも論争があり、取る派の先生と取らない派の先生はいつも水かけ論をやっています?。

 

当院のスタンスは、医学的には放置で構わないが、社会的には(他人にうつることも考えて)取らざるを得ない、としています。

 

水いぼの取り方は、ピンセットでつまんで摘除する、という方法が一般的ですが、痛みを伴いますので?最近では麻酔シールを貼ってから取る、という方法が広まっています。

麻酔を貼ってからの摘除は数が少ない方にとっては素早く治療が済みますので比較的楽な治療です。

 

ところが、

 
 

水いぼを単純に摘除するだけでは再発を繰り返す方がいらっしゃいます?。そういう患者さんは毎回毎回、水いぼを数十個も摘除することになるのですが、それはもう苦痛であります?。(患者さんも医療者も)

 

水いぼは摘除するだけが治療法ではありません。

 
 
摘除以外にはスピール膏というサリチル酸を含有した貼付剤を使った治療法があります。非常に手間のかかる方法ではあるのですが、

 

痛くないのと、

 

再発が非常に少ない傾向にある

 

というのがメリットであります。
なんども言いますがお母さんの手間は大変です?。

 
たまにその手間にブチ切れて「もうできません!取ってください!」
という方もいらっしゃいますね?。

 
水いぼの再発に悩んでいる方は一度外来でお話を聞いてくださいね❗。

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