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院長ブログ

2017.02.10

ほくろ除去クリームによる健康被害

ほくろ除去クリームによる健康被害について。

先日、「ほくろ除去クリーム」を使用して、ほくろ除去後に「ひどい傷跡」となった患者さんがこられましたので注意喚起をさせていただきます。 

 

これは腕の写真。ほくろ取りクリームを使用した箇所の傷跡が盛り上がり、固くなってしまっています。

 

世の中には「ほくろが取れる」と称するほくろ取りクリームなるものが販売されています。多くは台湾などから輸入されるのですが、

 

業者のサイトを見ると、 

 

漢方成分でほくろを除去、とか、

ハーブの力で除去、とか、

 
 

書いてあります。

漢方やハーブのどこにそんな力があるのでしょうか?

 

もちろんこんなのはインチキで、ほくろが取れる理由は、

  
「硝酸銀」(しょうさんぎん)や「トリクロロ酢酸」という皮膚を腐食させる作用のある物質が含まれているからです?。 

 

化学薬品で皮膚を腐食させて穴を開けるわけですからとその後に大変な傷になるであろうことが想像できますね。

ほくろ取りクリームの結果は「根性焼きの状態」です↓。

 

 

 

もうかれこれ10年近く前に、国民生活センターというところが消費者向けに警告を出しましたが、業者の摘発や逮捕にはつながっておらず、未だこのような被害者が続出しています。 

 

私たちはこのようなケースでは、泣き寝入りせず、まずは警察に被害届を出すべきだよ、と伝えています

 

今のところ行政は何にもしていません。

しかしながら訴えの数が増えるほど行政は無視できなくなるはずです。

 

被害者みんなで声を上げることが大切だと思います?

 

そういえばここ安城でもほくろ取りクリームを扱う業者ありますわね。。。

みなさん気をつけましょう‼

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